7月5日の記者会見の様子

5月初旬から取り組み始められました元731部隊少年隊員清水英男さんの訪中(哈爾浜(ハルビン)市にある侵華日軍第731部隊罪障陳列館)の実現に前進がありました。

 75日に長野県飯田市において、清水さん一行の記者会見報道

              「犠牲の苦しみ伝えたい」 中国訪問の募金集まる 731部隊 元少年隊員の清水さん【長野県】(南信州新聞) - Yahoo!ニュース


同一行の団長を務められる原文夫(元15年戦争と日本の医療医学医療研究会事務局次長)さんはFACEBOOK (20+) Facebook で以下のように述べています。

 

 731部隊少年隊員だった清水英男さん(94)を「再びハルビンの731部隊跡に立って、体験を語っていただくためのカンパ」を取り組み、すでに目標(60万円)を超えた事を報告するものでした。ここには日本の大手メディアの他、中国の中央電子台(CCTV)、新華社なども取材に集まりました。
 会見では、清水さんと、同行する飯田市平和祈念館を考える会の派遣代表が抱負を語り、この模様は早速、中国のメディアで報道されました。清水さんは、19453月、14歳の時、学校の先生から勧められて「満州」の関東軍731部隊へ赴きましたが、そこがどのような所か何も知らないままでした。しかし、その後上官に連れられて、生体解剖による多くの人体標本などを見せられ、ソ連の侵攻で部隊が撤退する際には、証拠隠滅抹消のため、殺害したマルタ(中国人の反満抗日で関東軍憲兵隊に捕らえられ、生体実験に使われた人々)の骨を大きな袋に集めて 松花江に捨てる作業や、ロ号棟を破壊するため爆弾を運ぶ作業などを担当させられました。
 清水さんは、79年ぶりに現地を訪れて確認し、中国の皆さんに謝罪をしたいと決意されています。
 中国ではこれまでも清水さんに関するこうした様子が報道されていますが、ネットの反応は、「清水さん、中国人としてありがとう」というものが多く見られるとのことです。
 このWeChatの記事 731老兵:非常迫切赴中国悔 (shobserver.com)  [道]原侵731召开者会 清水英男:自己罪深重 将赴哈滨忏悔 (cctv.com) は私の友人である中国人から送られてきましたが、清水さんのハルビン731部隊跡訪問は、中国で大きな関心を持たれているようです。
 8月には私も清水さんに同行します。